グラフィックデザイナーの原研哉がディレクションを手掛けた「犬のための建築」を提案する「Architecture for Dogs」のオフィシャルサイトがオープン。著名デザイナーと建築家が犬との関係を考えた建築物を考案し、それを個人でも製作できるように図面を公開しました。

建築物は実際の建築が可能で、参考動画と PDF 形式の設計図用意され、サイトからダウンロードすることが可能です。図面を元に制作した作品の写真を共有できるサービスも2012年11月22日よりスタートとなります。

13名のデザイナーや建築家が手がけた犬小屋13点が公開。どれも犬小屋と呼ぶにはユニークで素敵なデザインとなっております。下記作品は有名建築家 藤本壮介建築設計事務所 藤本壮介 氏による設計デザイン作品です。

「NO DOG, NO LIFE!」と名付けられた作品は、7mm角のヒノキ材を200mmグリッドの格子状に組み、その上に2mm厚の透明のアクリル板を設置した、800mmキューブの棚のようになっています。この格子の内側を刳り貫いた部分に犬の居住空間を用意し、透明の棚の上には首輪や皿や本や植物といった、人間と犬の様々なものが収納されます。

この他、原研哉、アトリエ・ワン、内藤廣、妹島和世、隈研吾、コンスタンチン・グルチッチ、MVRDV、ライザー+ウメモト、坂茂、藤本壮介、トラフ建築設計事務所、伊東豊雄の作品が公開されています。ウェブサイトの制作は「tha ltd.」の中村勇吾、奥田章智、高橋昂司、サイト内の音楽を山口優が手がけています。

これらの作品は12月からアメリカ・マイアミで開催されるデザインフェア『Design Miami』で紹介されるほか、2013年10月には東京・乃木坂のTOTOギャラリー・間で展覧会の開催も予定しているとの事。

Architecture for Dogs
http://architecturefordogs.com/ja/


犬語の話し方 (文春文庫)