新国立競技場は、2020年のオリンピックに向けて、建て替え工事がスタート。2012年11月16日に最優秀賞作品としてザハ・ハディド (Zaha Hadid) 氏が選ばれましたが、技術的問題や、建設費の観点から当初の予定を白紙化。再コンペティションを行い2015年12月14日にA案とB案の2案に絞られました。


※ 上 A案、下 B案

A案は、大手ゼネコンの大成建設や、建築家の隈研吾氏らで構成するグループが設計提案したもので、木材をふんだんに使用した外苑と緑と水とスポーツのネットワークをつなぐスタジアムとなっています。

B案は、竹中工務店、清水建設、大林組の3社の共同企業体と建築家の伊東豊雄氏らで構成するグループが設計提案したもので、白を基調とした神宮外苑の歴史を継承して「新しい伝統」を再発見する杜につつまれたスタジアムとしています。

両方の案どちらも素晴らしいスタジアムとなっていますが、木材を大量に使用する設計となっており、今後建設する上で、木材が確保できるのか心配されています。A案の方がより木材を使用することや、建築の方法により、B案推しが多いようです。

■ 追加情報 2015年12月22日
国立競技場はA案を提出するとのニュースが報道されています。

Source: 独立行政法人日本スポーツ振興センター