東京大学、東京大学本郷キャンパス内にある「総合図書館 別館」は本館前広場の地下に新設されたもので、約300万冊収容可能な巨大な自動化書庫です。「別館」の建設により「本館」では多くの本を手にとることが可能なスペースが生み出されます。電子情報と実物の本との間を自由に往き来する「ハイブリッド図書館」が誕生します。

新館の地下1階に、学生たちの学習や自主的・能動的な研究活動をサポートする学びのための交流広場「ライブラリープラザ」が建設され2017年7月より一般公開されました。これは、東京大学が推進する、教育の改革や国際化の取り組みと連動しています。地下3階から4階は300万冊が収蔵できる自動化書庫となっています。

「別館は」ニューマチックケーソン工法で建設された地下4階建ての建築物となります。ニューマチックケーソン工法とはケーソン躯体(くたい)の下部に気密性の高い作業室を設けて圧縮空気を送り込み、水や泥の流入を防ぎながら掘削作業を行い地上部で構築したく体を沈設していく工法です。

本館は2012年より、別館は2013年より改修計画がスタート。本館は2018年に別館は2019年に全ての改修が完了する予定です。別館地下1階の「ライブラリープラザ」は2017年7月より一般公開が開始され入館することが可能となっています。

東京大学新図書館計画「アカデミック・コモンズ」 – 東京大学
http://new.lib.u-tokyo.ac.jp/about

ライブラリープラザの工事が完了 – 東京大学
http://new.lib.u-tokyo.ac.jp/5097

東京大学 総合図書館別館 – 清水建設
https://www.shimz.co.jp/works/jp_edu_201705_tokyo.html