横浜市営地下鉄センター南駅前に日本初の耐火木造を採用した大型商業施設「Southwood(サウスウッド)」が登場。2013年10月31日にオープン。建物は地下1階・地上4階で、延べ床面積は1万874平方メートル(店舗面積は5800平方メートル)。地下1階は駐車場、1階~3階は商業施設、4階はオフィスフロア。

サウスウッドは、「持続維持」の視点により海外事例や国内事例を研究し、その中でいまだ実用化されていなかった竹中工務店の耐火集成材「燃エンウッド」の技術にいち早く着目。CO2 の削減、建材の国産化、日本独自の「木の文化」の再構築などの視点から木造を検討し、新しい持続可能な商業施設の実現を試み。

建物のデザインに効果的に木を採用。これまでは法規的に木造での大規模建築は困難としていましたが、集成材内部にモルタルの耐火層を設けることでサウスウッドは木造化が可能に。木造化によって、建物全体で約1400トンの CO2 削減に貢献。

Southwood (サウスウッド)
http://southwood-ytmirai.com/


木造住宅ディテール集 (エクスナレッジムック)