建築大手の清水建設は、深海都市構想「OCEAN SPIRAL (オーシャン スパイラル)」を発表。水深3000から4000メートルの深海に資源開発工場を設置し、らせん状のチューブで海面近くの球体居住区。実際に着工すれば建設費は3兆円で2030から50年には実現可能としています。

「OCEAN SPIRAL (オーシャン スパイラル)」は独立行政法人海洋研究開発機構と、東京大、佐賀大、昭和電工などの協力を受け、清水建設のスタッフ20人が2年がかりで構想を練ったものです。清水建設のサイトではどのように建築するかなどの実用的な資料が公開されています。

地球表面の約70%は海であり、その約80%は深海です。深海は、地球生命圏を正しく循環させる大きなポテンシャルを持っています。しかし、私たちはそのポテンシャルをまだ活かしきっていません。大気・海面・深海・海底を、垂直に統合することにより、深海の無限の可能性を活かせると考えました。地球最後のフロンティアである深海との新しい繋がりを、今こそ持つべきとしており、深海の本格的な利用により、かつての陸上型の効率至上主義開発とは一線を画し、地球における「人類社会の持続性」の飛躍的向上をめざすとしています。

Source: 清水建設