日展は、明治四十年の文部省美術展覧会(文展)から数えて今年111年を迎えます。2013年以降、日展は厳しい改革を進めてまいりました。昨年は、110年という大きな節目を迎え、過去の業績を振り返りながら、さらなる発展へ向けての契機となりました。

今年は、改革から5年目となります。改革によって組織をシンプルにし、より開かれた形で審査を行うこととさせていただきました。ただ、何よりも、作家集団である日展は、作品で皆様にお応えしたいと考え、一層真剣に作品づくりに取り組んでまいりました。現在、日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の五部門にわたり、全国で一万一千人を超える応募者が活動しています。

その中から入選した約2,200点と、長年の努力が認められ会員や準会員となっている作家の作品、前年に特選を受賞した無鑑査作品と合わせて約3,000点の作品が一堂に会します。このような、五科そろっての大規模な公募展は世界に類がなく、スケールの大きな展覧会となっております。

■ 概要

  • 会期: 2019年11月1日(金)~11月24日(日)
  • 観覧時間: 午前10時~午後6時(入場は午後5時30分まで)
  • 休館日: 毎週火曜日
  • 会場: 国立新美術館会場
  • アクセス: 千代田線「乃木坂駅」6番口直結、日比谷線「六本木駅」4a口より徒歩5分
  • 入場料: 一般 1,300円 高・大学生 800円

※ チケットの購入方法や注意事項などは公式サイトをご確認ください。

Souce: 公益社団法人 日展