清水建設は、建物運用のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する建物オペレーティングシステム「DX-Core」の開発を年内にも完了し、顧客への実装提案を開始。DX-Coreは、建物内の建築設備やIoTデバイス、各種アプリケーションの相互連携を容易にする建物運用デジタル化プラットフォーム機能を備えた基本ソフトウェアです。

新築、既存を問わず実装でき、新築の場合、DX-Coreサーバーと建物管理システム、セキュリティシステム、IoTデバイス、ネットワークインフラ、サービスアプリケーションを顧客ニーズに合わせてパッケージ化し、実装します。実装費用は、延床面積1万㎡規模の新築オフィスビルの場合、各種システムやデバイス、アプリケーションを含めて1~2億円程度となる見込みです。

すでに、建設中の大規模賃貸オフィスビル「メブクス豊洲(旧称:豊洲六丁目4-2街区プロジェクト オフィス棟)」、東北支店新社屋、北陸支店新社屋へのDX-Coreの実装が確定しています。メブクス豊洲では、館内施設情報提供サービス、会議室予約サービス、顔認証ウォークスルー、車両検知サービス、ロボット館内配送サービスなど、テナント企業や利用者の生産性・利便性向上に寄与する先進的サービスを提供する予定。

Souce: 清水建設