2012年7月27日からスタートするロンドンオリンピック。その象徴とも言えるランドマーク建築物「ロンドンオリンピックタワー」正式名称は「ArcelorMittal Orbit (アルセロールミッタル・オービット)」です。
ARUP 提供の完成予想 CG (パース)
オリンピックメイン会場のすぐとなりに建設されたタワーで高さは115メートル。鉄鋼会社 ArcelorMittal がスポンサーとなりアーティスト、Anish Kappor (アニッシュ・カプーア) 氏と構造家の Cecil Balmond (セシル・バルモンド) 氏がコラボーレーションして建築されました。上部には展望室が設置されておりオリンピック会場全体を見渡すことが可能です。
日本では東京タワーを崩したようなイメージだと、いまいちな評価でしたが実際に建設されると流線型のインパクトのある建物となっています。タワーそのものがスポンサーとなっている ArcelorMittal のロゴにも見えなくはないですが、その辺は大人の事情ということでしょうか?
今回ロンドンタワー「ArcelorMittal Orbit (アルセロールミッタル・オービット)」に関わっている企業を軽く紹介をします。まず、スポンサーとなっている ArcelorMittal (アルセロールミッタル) は世界的鉄鋼生産会社で、65の総合設備、ミニミル、複合ミニミル、製鉄設備など、鉄鋼生産事業を4大陸20カ国に展開しています。
建築分野全般におけるエンジニアリング、設計、計画、プロジェクト管理およびコンサルティングを行なっているのは CG パースを公開した ARUP (アラップ) でロンドンに本社を置き、アメリカ、オーストラリア、中東、アジア、ヨーロッパ、中東、アフリカなど160ヶ国以上でプロジェクトを実施した経験を持つ超大手です。現在、エンジニア、プロジェクトマネージャーら10,000名以上のスタッフを抱え、90以上のオフィスを37カ国に置いています。日本支社は1989年、東京に設立されました。日本で有名なものだと新宿にある東京モード学園「コクーンタワー」の構造設計および現場監理を ARUP が行なっています。
日本とは関係なさそうに思えても建物を調べると意外な繋がりがありますね!今後もロンドンオリンピックに関する建物を紹介してまいりたいと思います。
ArcelorMittal Orbit
http://www.arcelormittalorbit.com
ArcelorMittal
http://www.arcelormittal.com
ARUP
http://www.arup.com/