米国の非営利団体「ワールド・モニュメント財団」 (WMF) による「モダニズム賞」授賞式が2012年11月13日、ニューヨーク近代美術館 (MoMA) で開かれ、愛媛県八幡浜市の日土小学校の修復、保存に関わった市と建築家6名に与えられた。同賞は2年に1度、危機にひんするモダニズム建築物の修復・保存に貢献した建築家らに贈られる。
■ 受賞メンバー
- 鈴木博之(青山学院大学教授・東京大学名誉教授)
- 曲田清維(愛媛大学教授)
- 花田佳明(神戸芸術工科大学教授)
- 和田耕一(和田建築設計工房主宰)
- 武智和臣(ATELIER A&A 代表取締役)
- 腰原幹雄(東京大学生産技術研究所教授)
- 八幡浜市(市長 大城一郎)
ノール社(Knoll:米国)を設立スポンサーとして2006年より始まったWMFのモダニズム建築の保護・保存プログラム(Modernism at Risk)の一環として設けられた賞で、2012年は世界中から44件の申請があり、日土小学校の保存再生が、欧州以外で初めて、しかも戦後建築としても初めての受賞となりました。