五洋建設は、このほどシンガポール陸上交通庁(LTA、Land Transport Authority)からMRT(地下鉄・高架鉄道)トムソンラインの最北部ウッドランズ・ノース駅及び周辺トンネル建設工事(T202工区)を受注。受注金額は日本円換算で約268億円、工期は約69ヶ月で2019年9月に竣工予定。同社では、2011年にもダウンタウンラインのベンデミア駅及び周辺トンネル工事(C933工区)を受注しており、サークルライン・ハーバーフロント駅舎建設工事、イーストウエストライン・エキスポ駅舎建設工事などに続き、5件目の受注になります。

トムソンラインはシンガポール北部のウッドランズ地区から同南部のマリーナ・ベイ地区を結ぶ22駅、約30kmの地下鉄となる予定であり、2013年初頭から25工区に分割しての入札が順次進められています。シンガポール政府は2030年までにMRTの総延長を現在の約2倍の360km規模にまで拡大する計画を発表しており、約80%の世帯が、最寄りのMRT駅まで徒歩10分圏内となり、毎日約40万人が利用する予定。

■ 工事概要

  • 工事名称: トムソンライン地下鉄工事 T202工区
  • 発注者: シンガポール陸上交通庁
  • 施工者: 五洋建設株式会社
  • 契約金額: 約268億円(S$337百万シンガポールドル)
  • 施工場所: シンガポール、ウッドランズ地区
  • 工期: 69ヶ月(2014年1月~2019年9月(予定))
  • 工事内容: 【駅舎部】

■ 工事内容
工法:開削工法 / 延長:約270m / 幅員:約48m / 深さ:約22m【シールドトンネル】 / 工法:泥水式シールド工法 / 延長:約1km x 2本 / シールド機外径:6,600mm / 仕上がり内径:5,800mm【開削トンネル】 / 工法:開削工法 / 延長:①約340m ②約190m / 幅員:①約30m ②約30m / 深さ:①約20m  ②約20m / 【その他】新設道路及び付帯設備、建築仕上工、建築設備工

シンガポールで地下鉄建設工事を受注 – 五洋建設
http://www.penta-ocean.co.jp/news/2013/131212.html