米国では、オバマ政権になってからホワイトハウスにて We the People というオンライン嘆願プログラムを開始しています。そのオンライン嘆願書は誰でも投稿することが可能で、25,000人以上の署名を集めた嘆願書にはホワイトハウスより正式に返答がされるとしているシステムです。
この、オンライン嘆願プログラムに映画「スター・ウォーズ」にでてくる帝国軍の宇宙要塞「デス・スター」を実現してほしいという嘆願書が投稿され、なんと30,000人以上の署名を集めてしまいました。
これに伴いホワイトハウスは、2013年1月15日に米国行政管理予算局の科学・宇宙担当のポール・ショークロス氏から「デス・スター」建設に関して建設の予定が無いことを正式発表。建設しない理由も公開しました。
1. デス・スターの建設には85京ドル(日本円で7700京円)という想像を絶する予算が必要となり、財政赤字を減らそうとする米国では予算を確保するのが無理。
2. 米国政府は惑星破壊を支持していない。(惑星を吹き飛ばすレーザーがデス・スターには搭載されているため。)
3. デス・スターには一人乗りの宇宙船1機で破壊される可能性があるとする根本的な欠陥があり、多額の税金を投入するメリットがあるか疑問。(映画では宇宙戦闘機1機がデス・スターの欠陥をついた攻撃を行い崩壊させました。)
以上3点の理由をホワイトハウスの正式返答として公開しました。署名が20,000人以上集まったために返答しなかればならないという理由があるにしろ、このようなユーモアのある返答をしてくれるのは非常に良いですね。
Source: Wihte House