2012年7月27日よりロンドンにてオリンピックが夏季オリンピックが開催されますが、オリンピック開催に欠かせないのが各スポーツ種目を披露する会場(スタジアム)です。全ての競技にはそれに合った場所が必要となるため、オリンピック開催地になる場合には新しく会場を建設したり既存の建物を改築したりします。

お金や環境の事を考えて今回のロンドンオリンピックには解体してリサイクルできる「バスケットボール会場」が世界初建設されました。建築に関わったのは「Sinclair Knight Merz」「Wilkinson Eyre」「KSS」の3社です。1000トンの鋼材を使用したバスケットボール会場で、オリンピックが終了後に解体し鋼材は再利用されます。

バスケットボール会場は、バスケットボールの他にハンドボール競技も行われ、12,000人の観客を収容する予定です。オリンピック時にのみ使用する一時的な施設としては、歴代施設の中で最大の建築物となります。

競技会場はどんなにコンパクトでも通常の建物より大きなものとなるため、建設費用が膨大にかかります。今回使用されるロンドンオリンピックのメイン会場の建設費用は5億ポンド(約600億円)かかっており、オリンピック全体の費用として約1兆円規模のお金がかかるとしています。

とんでもない金額ですね・・・ちなみに、今回のロンドンオリンピックで最もお金がかかっている建物は、オリンピック期間中に約1万6000人の選手や役員が宿泊する選手村だそうです。建設費用はなんと日本円に換算すると1300億円!スゴイ!建物の建設には非常にお金がかかる上に、建物によってはオリンピックが終了すると使われなくなるものもあります。(選手村はオリンピック終了後に一般住宅として使用されます。)

建物と同じく建築模型の製造には色々な材料が必要となります。スタディ模型ではスタイロフォームや紙、マンション、ビル、再開発のアクリル模型等、役割が終わると廃棄されることがほとんどですが、建築模型も再利用できるようなものができると良いですね。

尚、弊社ベナテクノの関連会社「BENA」ではアクリルや電飾を使用した大型の建築模型を作っております。模型製造時に出たアクリル端材やリサイクルできるものはしっかりとリサイクルをし、模型塗装に使用する塗料も環境に配慮したものを使用。お客様はもちろん環境にも優しい模型作りを心がけております。

Source: Inhabitat Via: GIZMODO