2011年3月31日に営業を終了した東京・紀尾井町の「グランドプリンスホテル赤坂(旧赤坂プリンスホテル)」が大成建設の超高層ビル解体工法「テコレップシステム」により解体中です。2012年5月より1年間をかけて建物を解体します。

「グランドプリンスホテル赤坂(旧赤坂プリンスホテル)」は、故・丹下健三氏の設計で1983年3月7日にオープンしました。建物の老朽化に伴い解体が決定、東京都内100メートル以上の建築物としては3例目となります。

大成建設の「テコレップシステム」は特許出願中の解体工法で、最上部から徐々に解体していくという特殊な工法です。100メートル以上の建物、空き地のない敷地、近隣の制約条件が厳しい建物に非常に有効で、環境にも優しいとしています。

大成建設が開発した新工法「テコレップシステム」では、既存屋根を有効利用し閉鎖された空間の中で、新築工事を巻戻し再生するように、内部の躯体・仕上げや設備機器を分解していきます。1フロア分解するごとに昇降装置が、システム全体を自動降下させていきます。分解したパーツは、クレーンで保護・荷下ろしし再利用を図ります。

また、本システムは、従来の解体工法における部材の飛散・落下、粉塵の飛散、騒音・振動といった問題を大幅に改善します。屋根は、仮設資材の軽減を図るため、既存屋根躯体をそのまま活用します。また、既存屋根躯体の下部にスライド式天井クレーンを配置し、荷降ろしの際に材料の自由落下エネルギーを利用した「荷下ろし発電」を行い、クレーンの動力のみならず、照明、散水、仮設機械の動力等に利用し、徹底的なエネルギー削減を図っています。

グランドプリンスホテル赤坂
http://www.princehotels.co.jp/akasaka/

超高層建物の新解体工法「テコレップシステム」を開発 – 大成建設
http://www.taisei.co.jp/about_us/release/2010/1266478984208.html


丹下健三―一本の鉛筆から (人間の記録 (57))